*Event番外編*

●旦那が初めて『ポーラー・ベアー・スイム』してみた●
(元旦にて)


原則として、このページは「カナダで私が初めてやってみた事」を紹介する事にしているのですが、
「私にも、選ぶ権利がある」という事で(無い?)、今回は旦那ちゃんが「初挑戦」した事を“番外編”としてご紹介。

『ポーラー・ベアー・スイム』とは、カナダで毎年元日に開催される、直訳すれば、『シロクマ水泳』。
日本風に言えば、
『新春!寒中水泳大会』でございます。
日本に比べて、イマイチ盛り上がりに欠けるカナダのお正月の中で、唯一盛り上がるイベントなのではないでしょうか。
バンクーバーでも毎年元日にイングリッシュ・ベイ(英国湾)で開催されます。

(知ってても為にならない)『ポーラー・ベアー・スイム』の歴史
時は1928年、ギリシャ料理店を経営するPeter Pantagesが、自分が所属する水泳クラブのメンバー達に
『オレッチ達も、シロクマみたく冬の海を泳ごうぜい!』とせき立てたのが始まり。
何処の国にもバ●ヤロウ変わった方がいるものです★
ちなみに、この大会で集まった収益金はチャリティで寄付されるそうです。




「誰がやるんじゃ?そんなモン」
正直なところ、最初に思ったのはそれでございます。
お正月のお祭り騒ぎに飢えていた事もあり、旦那と見物に行って参りました。
午後2時過ぎにイングリッシュ・ベイに到着。
この時、気温3℃・水温6℃。
「あ〜寒い寒い。アタシはこんな日に泳ぐなんて絶対無理!ねえ・・・?」
と旦那の方を見たら・・・・・








ギャランドゥが眩しい・・・

いつの間に〜〜〜〜〜〜!!!!!!!

「だって〜、バンクーバーに住んでて今まで一度も参加した事無かったし、
『参加する』って言ったら絶対止められると思って・・・」

ええ、止めましたとも!
こんな気温3度の時に冬の海に旦那を飛び込ませる妻が何処にいんのさ!
と言ったら・・・


「でも、HPの
ネタになるかもしれないよ?」
と旦那。

・・・・・・・・・・。

早う、海に飛び込んで来いい!!!!!

そんなこんなしている内に、『ポーラー・ベアー・スイム』スタート!

凄い人だかり。

いろんな格好で泳いでいる人がいましたよ。
漫画のキャラクターとか、素っ裸とか、
素っ裸とか、素っ裸とか☆
日本人のお嬢さん方が、嬉しそうに素っ裸の男性の写真を撮っているのが印象的でした・・・。

婦人警官達まで海に飛び込んでいるのには驚きましたが、後でニュースで聞いた話によると、
去年の回まで、77回このイベントに参加し続けていた御婆ちゃんが去年亡くなられたそうで、
そのメモリアルの為に婦人警官達が海に飛び込んだそうです。

(彼女達はその御婆ちゃんが参加する際、毎回手助けをしていたので顔見知りになっていた)
ええ〜話やないか・・・(T-T)。

そんなホロリとするようなエピソードも、この『ポーラー・ベアー・スイム』にはあるのです。
スッポンポン男だけではないのれす!

しかし、凄い人だかり!
旦那を見失ってしまった!
しばらく辺りをウロウロ。
10分ほどプチ迷子状態になって「そろそろ不安になってきたな〜・・・」と思った頃に一際目立つ旦那の巨体を発見。
もう既に海には入ってきたらしく、ずぶ濡れでブルブル震えている。
「なんで最初の場所から離れたの!」とコンコンと小言を言われ、旦那の気が済んだ頃に


「ごめん、もう一回海に入ってきて。写真撮り損ねたから。テヘ☆」







ヤケクソ!

こうして旦那は無事、初めての『ポーラー・ベアー・スイム』を終了したのでした。
ビーチには大きなシロクマの立て看板があって、沢山の人がそこの前で記念撮影。
もちろん、旦那にも看板の前に立ってもらい記念撮影。

ちょっぴし、ハズカチイ☆

ちなみに、旦那が手にしているのは『参加記念バッジ』
こんな感じの物です。

毎年参加している人は、このバッジを体中に付けて誇示してますね〜。

で、終わった後の旦那の感想はと言うと、

「凄く面白かった!来年は一緒に泳ごう!」

・・・・・・・パス。



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