●カナディアン・ロッキー旅行記 1日目●
2006年7月2日 快晴
本日の目的地: レベルストーク
旅行第1日目。全員午前5時に起床。
午前6時に家を出て、午前7時にはL市のChat家に到着できているはず。
が
ememちゃんと朝ご飯を優雅に食べたりしてマッタリしていたら・・・
予定出発時刻より30分も時間を押している!
余裕を持って起きた筈なのに、結局バタバタと慌しく出掛けるハメになり、
防寒着のフリースを忘れるわ、避暑用の帽子を忘れるわ、
もう、これからの旅行が危ぶまれるような出発風景が展開されたのであります。
結局、家を出たのは30分遅れの午前6時半。
「ひゃああ〜〜遅刻よ〜〜!!」
と焦るも、高速に乗ると『安全運転な走り屋(なんのこっちゃ)』に豹変する旦那が高速をぶっ飛ばし、
なんと、20分短縮の午前7時10分にChat家に到着よっ!いえい!
「あはは・・・★ 10分遅刻・・・すまん〜。」とChatちゃんにヘラヘラと謝りつつ、彼女の旦那様に見送られ、
L市から再び高速に乗り、本日の目的地・レベルストークに向って出発したのであります。
こ〜んな、のどかな景色のハイウェイ1を東へ向けて走らせること2時間弱。
ホープにて時間短縮の為、有料道路のハイウェイ5に乗り換えざます。
道中、トイレ休憩をちょこちょこ入れつつ、約3時間後、有料道路の終着地点カムループスに到着。
はああああ〜〜〜!!!やっと中間地点!!!
ここカムループスは人口約8万人の地方都市。
主要道路の合流地点であり、バンクーバーとジャスパーを結ぶ『ビーバー街道』に位置します。
“カムループス”という名前は先住民の言葉で『合流点』という意味だそうな。納得〜☆
以前ここでファームステイをしていた、というChatちゃんは感慨深げな御様子でした。
ここの大手スーパーにて、持ってくるのを忘れたフリースや帽子を購入。
お昼時だったという事もあり、このスーパー内にあったダイナーでランチを食べることに。
これはアタシが食べた『スープ&サンドイッチ』。
「スーパー内のダイナーだしな〜」と舐めて掛かってたけど、非常に美味でビックリ!!
腹ごなしも済んだところで、本日の目的地であるレベルストークに向け、
再び乗ったハイウェイ1を東に向けて走ります。
2時間ほど走っていると、前方に湖発見。
シャスワップ湖で〜す。
超快晴に恵まれた為、この時点で車の中が灼熱地獄(クーラーの修理代15万って言われて、腹たって直さなかった為)でして〜、
この湖での休憩はちょ〜っとしたクールダウン効果になりました。
車の中に戻りたくね〜〜〜!!!
が、戻らなきゃ先には進めないので、灼熱の車内に戻る4人。
再び東へ向けて、れっつら・ごー。
シャスワップ湖から1時間ほど走ったところで、風景に変化が。
山が雪を頂いてきて、なんとなく“ソレ”っぽくなってきたでしょ〜?
そんな風景の中、赤い屋根の可愛いホテル風の建物が見えてきたので立ち寄ってみました。
ここはレベルストーク西部にある、古くに栄えた町スリーバレー・ギャップでございます。
この『3Valley Gap』という施設はホテル&ドライブインのようで、
施設内に入っていくと・・・
綺麗な中庭があって、そこを進むと・・・
目の前にビーチ&スリーバレー湖が!!!
後ろを振り向けばホテル。
水は凄く澄んでて、めっちゃ冷たかったっス!
泳いでる人もいたわ〜〜。
暑い車の中で冷気に飢えてたせいか、アタシも泳ぎたかった!!!!
ここ、スリーバレー・ギャップは宿泊施設の他、お土産屋、怪しいアトラクション、ゴーストタウン・ツアー等があり、
休憩に立ち寄るのには楽しい場所だと思うわ〜。
お近くをお通りの際は是非☆
(ってコレを読んでるどれ位の人がお近くを通るんだか・・・★)
目的地までもう一息。
休憩後、レベルストークの町を目指して再び車を東に走らせます。
スリーバレー・ギャップを発って1時間弱。
やっと本日の目的地・レベルストークに到着!
レベルストークは“ロッキーの玄関口”的な場所で、レベルストーク国立公園も有する
静かでとても美しい町でございます。
レベルストークに到着したのは午後5時過ぎ。
思ったより早く着いたわ〜〜。
予約しておいたモーテルにチェックインし、車から荷物を降ろして
「さ〜まったりするわよ!」
と言っていると、旦那が
「このモーテルに宿泊すると、公共プールが無料で利用できるんだって。
皆で泳ぎに行こうよ」
な〜んて、とんでもない事を言い出すではないの!!
オンナ3人から一斉に
「えええええ!!??あなた約10時間も運転した後で泳ぐ気!!??本気!!??」
と言われるも、本人はひょうひょうとして一人、プールに泳ぎに行っちゃったわ・・・。
あの元気、一体どこから来てるんだろう・・・。
残った女3人はお茶を飲んだり、旅行記を書いたりして1時間ほどマッタリと過ごしたのであります。
そして旦那が帰って来てから、夕食を求めてレベルストークを散策する事に。
道中、凄く可愛い家の庭にクロネコを発見。
旦那が柵の外からその猫に向って猫の鳴き声を真似していると、
本当の猫が来たと思ったその家の主(♂)が、
柵の向こうにいる大男(旦那)を見て
「オーマイガッ!!!」
と絶叫。
猫だと思ったのに、そこに大男がいたら驚くわな。
左の写真は駅だったかな?
右の写真はアタシたちのモーテルの裏側に見える風景。
ここは旦那が公共プールの近くで見つけた湖。
とても綺麗な湖で、ここにあったベンチに4人座り、暫くボーっとこの景色を眺めていたのでした。
が
綺麗な景色を見ていてもハラは減る、っつーことで、夕食を求めて繁華街を探す事に。
暫く歩いていたら、フォークコンサートをしている通りを発見。
ここレベルストークではこの時期になると毎日こうやってライブコンサートが行われるみたいです。
相談した結果、今夜はイタリアン・レストランに行く事にし、コンサート会場が見える屋外の席に座りました。
そしたら
スカーレット・ヨハンソン似なウェイトレス・アイちゃん(仮名)がやって来て、
「今日は(連休で)いつも以上にお客さんが来ちゃって、通常閉店時間よりも早く閉店します。
あなた方は本日最後のお客さんなんだけど、
いつもなら全てのオーダーにつくガーリックブレッドがもう品切れで無いの。ごめんなさいね」
とな。
まあ、そんな事もあるわよね、と全員納得し、ガーリックブレッド無しでオーダー。
アタシはフェットチーネ・アルフレード、ememちゃんはフェットチーネ・プリマべーラ、
旦那とChatちゃんは4フレーバー・ピザをシェアすることに。
そして、Chatちゃん&ememちゃんは白ワインもオーダー。
しばらく4人で楽しく話していると、アイちゃんが何故か赤ワインを持ってやって来て、
「ごめんなさい、白ワインが切れててもう無いの。赤ワインでもいいかしら?」
Chatちゃん&ememちゃんは一瞬「!?」な表情を浮かべるも、「別にいっすよ〜」と優しく快諾。飲めないよりはマシ、ってか。
「ま〜今日はカナダデー翌日だし、連休中だし、こういう小さな町では珍しい量のお客さんが来たんだろうね。」
と太平洋のような広い心で話していると、バツの悪そうな表情のアイちゃんが再び登場!
「今度は何だ!?」とドキドキする4人に アイちゃんが一言。
「残念なニュースがあるの。実はもうチーズが無いの。だからピザは作れません。
チーズ無しのピザ(!)なら作れますが、他のメニューに変更しますか?」
と言うじゃ〜ないの!!
旦那とChatちゃんが「どうする!? チーズ無しのピザ、食ってみる!?」と相談しているところを、
「アタシ達、パスタにしといてヨカッタね☆」的な笑顔で二人を見つめるアタシ&ememちゃん。
もう、ここまで“ナイナイ尽くしナイ尽くし〜”だと、怒る以前に笑けてきたわ〜。
「今度は何が無くなるんだろう??」って感じに、期待さえしちゃったもんね☆
しかもこのウェイトレス・アイちゃんのアタフタ振りが可愛くって、それだけでも許せちゃう。
結局、Chatちゃんはトマトソースのニョッキ、旦那はスライス売りしていたピザの残り2切れを食べることに。
冗談で旦那がアイちゃんに「デザートはあるのかな?」と訊くと、
「デザートも無いです」
とお約束のような返事が返ってきたー!!
・・・やっぱ、無いのか・・・。
注文から1時間後、やっと全ての料理が揃って夕食にありつけたのであります。
全員食べ終わって、満腹〜となっていた時、再びアイちゃんがやって来た!!
「こ、今度は更に何が!?」と一同期待(?)に胸を膨らませていると、
アイちゃんは旦那のテーブルの上に一枚の紙をハラリと置いた。
その紙にはなんと・・・
絵で描かれたデザートがあああああ!!!!
一同「アイちゃん、か〜わ〜い〜い〜〜〜〜!!!!」
今日のこのお店での出来事が愛想の悪いウェイトレスで起こった事なら腹立ててるけど、
アタフタしながら頑張ってて、おまけにこんな可愛い事までされちゃって、
最初から怒ってなかったけど、更に怒る気ゼロに。
お勘定も正規の値段ではなく、それなりのお勘定に変更されたし、全く持って嫌な気ゼロ!
思わずチップも弾んじゃったわ〜。
清算時に絵と一緒に旦那がパチリ。
右が アイちゃん☆
レベルストークでの楽しい思い出をありがとう、アイちゃん。
パンパンになったお腹を抱え、すっかり日が暮れて暗くなった道を宿まで歩き、
順番でお風呂に入り(2ベッドルームの間取りでバスルームが一つだったので)、
次の日に備えて就寝したのでした。
明日はいよいよカナディアン・ロッキーに突入で〜ス。
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